マルトラック/MARU-TRUCK (前マルクラウン)
1989(平成1)年4月30日 青森県八戸市生まれ
黒鹿毛・セン サラ
父:カツラノハイセイコ サラ
母:マルキャプテン サラ
本名はマルクラウン。元々の馬主がトヨタのクラウンに乗っていたからだそうです。マルトラックという兄と
マルジープという弟がいて、ここに来たときの新馬主が中央競馬で走っていた、兄の名前にあやかりマル
トラックと改名しました。通称マルです。馬格は、ハイセイコー譲りで大きく毛色が黒いのでとても見栄えの
する馬です。ところがそんな容貌に似合わず間が抜けているところがマルのおもしろいところです。
このクラブに来てからもう10年くらいになるので大分落ち着いてきましたが、最初は怖がりでモノ見が激し
い馬でした。でも好奇心は強く、みずからビックリするような状況に陥っているようなところも多いのです。
新馬の頃、またがって馬場の中を歩いていろいろ見せて回っていた時のことですが、秋で落葉が何枚か
散っているのに、興味を示したので、首を伸ばして顔を落葉に近づけるのにまかせていました。すると、
興味津々で大きくなった鼻息で舞い上がった葉っぱに、ドッヒャーと過激なリアクションが…ものすごい
垂直飛びでした。見せて納得させるというのも場合によっては考えものかもしれません。
そのほか、走路で準備運動中いきなり疾走したので、何があったのか振り返って見ると、そこにはモンシロ
チョウがひらひらとか、白いものに過剰反応もマルの特徴です。
昨年は怪我つづきで、それというのも自分で放牧場の埒を蹴って足が丸太のようになってしまったり、走路
をカラ馬で運動中気分が乗ってきて駆歩が速くなったのはいいのですがコーナーを回りきれずこけてしまっ
たとか(その時の「ヒーン(痛い!)」という鳴声が何とも情けなくて皆心配をよそに笑ってしまったそうです)、
間抜けぶりを発揮していたのですが、ここ最近復調してきて今年の活躍には期待されています。
(2004年3月)
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耳に神経質(2005年3月)
びっくりマルちゃんも、しみじみ落ち着いてきたものだ・・・と最近感じています。
驚き方も「ドッヒャーーッ!」から「ヒャッ」くらいになってきました。ただ耳に関して
は変わらず神経質で、なかなか触らせません。子馬のときによっぽどいやな思い
をしたのでは・・・と思っています。ですから頭絡をかける時は、気をつけなければ
なりません。と言っても、基本をそのままやればいいだけなのですが、結構無造作
に雑な扱いをする方も多いようです。一回いやな思いをさせてしまうと、馬は
記憶力がいいので警戒心を解くのにかなりの時間を費やさなければなりません。
(皆さん気をつけましょう!)
さて、ジェットのページでもちょっと書きましたが、今年の1月ジェットとレンファーラーが偶然が重なり2頭で
放馬デートという珍しい事件がありました。朝厩舎に来た先生にすぐ捕まえられて、事なきを得ましたが、
その日のマルトラックときたら、一日中落ち着きがなく悲しそうに鳴き声をあげていたそうです。私たちは
「えっ?マル、レンちゃんのこと実は好きだったの!?・・・」とびっくり。先生のケイタイには、その声が収め
られているので、できれば後日このページでも紹介したいと思います。ほんとうに悲しそうなので、もらい泣き
しそうですが・・・・でもやっぱり笑っちゃうんですよねえ、マルには。
(2005年3月)
おしゃれ!マルちゃん
手入れ中にちぃ先生のバンダナをつけてもらいました。
ちょ〜お似合い。 (2005年9月)
寝姿近影
いつも寝てるってわけじゃないんですよ!気持ち良さそうなので、つい撮っちゃうんですよね・・・。ちゃんと運動もしていますので、念のため。
2005年12月23日 光を浴びてウトウト・・・ |
2005年12月31日 毛艶ピカピカ、目はクリクリ。 |
2005年12月31日 何だ!この物体は!? |
ご機嫌ナナメの一日(2006年5月4日)
マルにもマルなりの悩みや不安があるようで・・・。
その日はこんな出来事から始まった。「何で〜こんな 位置にボロが付いてるの・・・!?」(マルの馬房にて) |
「マルちゃ〜ん」といくら呼んでも振り向きもしません。 すねまくりのマル、「ボクのことなんかほっといてよ・・・」 |
はじめての大勒(2006年5月5日)
大勒の装着練習をしました。
大事をとって、馬房で装着。顔がデカいので 調整に手間取りましたが、おとなしくかけさせて くれました。 |
きょうは、まったく大勒手綱は持たないで、常歩で曳き馬と乗馬各2週ずつしました。ときどき 違和感を感じてぱくぱくしましたが、そういうときはすかさずニンジンを食べさせて慣れさせ ました。おかげでこの穏やかな顔! |
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